【クソ脚本にドラ泣き】STAND BY ME ドラえもん2【感想・レビュー】

こんにちは、フラッペと申します。

今回は、先日公開された映画STAND BY ME ドラえもん2の感想・レビュー回となります。

フラッペブログでは、「どんな作品も楽しむ」をモットーに映画と接しておりますが、

「この作品を見たとき、不快感を覚えた自分に驚いた」

酷評をズバズバ語っていきますので

この作品を楽しめたって方は、ブラウザバックを推奨します!

※作品のネタバレも含みますのであらかじめご了承ください。

作品紹介

本作は、2014年に公開された映画STAND BY ME ドラえもんの続編にあたる作品です。
直接のつながりは、そこまでないので1を観てなくても観れる内容になってます。

1の方は、第38回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した作品です。

賛否両論ある作品ですが、個人的にはそこそこ楽しめた作品でした。

本作STAND BY ME ドラえもん2は、原作ドラえもんの3つのエピソードのキメラ合体です。

①おばあちゃんの思い出

②のび太の結婚前夜

③のび太が生まれた日の話

どれも根強い人気のあるエピソードで私も大好きです。

それでは2の予告をどうぞ

予告が一番泣けます

大事なことなので2度言うと

予告が一番泣けます!

視聴前の私「さぞかし泣ける内容に仕上がってるんだろうな~」

視聴後の私「確かに泣いた。脚本が酷すぎて…」

本作の良かった点

フルCGの映像表現は、全体的に良かったと思います。中盤の結婚式のシーンでは、スモールライトで小さくなったドラえもんの視点で描かれるなど面白い試みもありました。ドラえもんという長く愛されてきたコンテンツに新たな味を見出した良い例であると思いました。

大人のび太の声優である妻夫木聡も前作同様良い味を出していたと思います。

のび太が生まれた日のエピソードに大人のび太も居合わせて結婚式のスピーチにその内容が組み込まれるという流れは、この映画の脚本で唯一良かった点でした。

あとやっぱりドラえもんにおける”おばあちゃん”は、特別な存在なんだと再認識できた作品でした。

はい、以上が本作の良かった点となります。

ここからは、酷評となりますので

この作品を楽しめたという方は、ブラウザバックを推奨します!

なぜ本作がクソ映画なのか?

語りだすと切りがないので3つにまとめました。

1.原作の名シーンを切り貼りしただけのお粗末な脚本

2.寒すぎる劇場オリジナル要素

3.露骨すぎるスポンサー

原作の名シーンを切り貼りしただけのお粗末な脚本

昨今のアニメ実写化でありがちなやつですね。
本作の上映時間は、ファミリー向け映画であるため96分に抑えられています。
本作をクソ映画にしてしまった大きな要因の1つに
「時間軸がバラバラの3つのエピソードを1時間半にまとめようとした」という点が挙げられます。

そこで多用されるのが、ドラえもんおなじみの秘密道具の「タイムマシン」です。
タイムマシンを使いまくって何とか96分に凝縮したという印象を受けました。

その結果、なにが起きたかと言うと
本作の売りである「泣き」の要素がかなりチープになってしまいました

原作の3つのエピソードを踏まえると本作の「ドラ泣き」ポイントは、以下の2点です。
・今は亡きおばあちゃんとの再開
・ダメダメだったのび太が、あのしずかちゃんと結婚する

おばあちゃんのエピソードは、なぜ泣けるのか?を振り返りますと
おばあちゃんとの再開は、もちろんのこと
「おばあちゃんだけは、未来ののび太がのび太であることを気づいた」という点が非常に重要であると思います。ランドセルのシーンですね。
「何となく、そんな気がしたんですよ」のセリフで号泣したのを覚えています。

そんな超重要なシーンのはずなのに尺の都合でかなり雑になっていた印象を受けました。
それもそのはず、

脚本は、早く未来に行きたいのです!

そこには後述する第3の理由”スポンサー”が密接に関わってきます。

もう一つ本作の山場である未来の結婚式のエピソードは、
大人のび太の成長を描くことで結婚式のシーンに感動が生まれることに意味があります。

結論から言うと、

本作で大人のび太の成長が描かれることはありません。

それどころかあまりにも酷く描かれています。

後述の第2の理由”劇場オリジナル要素”で語っていきます。

加えてタイムマシンで強引に尺を縮めたことで作品への没入感も少なくなっています。

感動映画に大事な余韻であったり、じっくり描かれるべきシーンであったりが端折られていて

製作者が狙った「ドラ泣き」をすることはありませんでした。

ここで前作STAND BY ME ドラえもんのドラえもんのセリフが思い出されます。

「タイムマシンを使うってことは、未来を変えるってことなんだ。

それが必ずしも良い未来とは限らない。」

自虐ネタかな?

タイムマシンの乱用によって原作の良さすらぶち壊してしまった。

寒すぎる劇場オリジナル要素

本作のオリジナル要素は、中盤~終盤にかけて展開されるヤンキーとの喧嘩です。この映画で一番ダメな部分であると言えます。

ざっくり内容を振り返りますと
現代に逃げてきた大人のび太が、ドラえもんの秘密道具で現代のび太と入れ替わって中学生ヤンキー相手にイキった挙句、しょうもない喧嘩をするというものです。
ヤンキーとの喧嘩を経てしずかちゃんを守ることを決意した大人のび太は、未来に帰って結婚式を挙げ、めでたしめでたし。(めでたくねーよ)

STAND BY ME ドラえもんシリーズにおける大人のび太は、ドラえもんとお別れをして自立してるはずなのですが、本作ではとにかくやることが幼稚で周囲に迷惑しかかけていません。

ここまで無様な描かれ方をしているのに終盤のしずかちゃんのセリフ「そのままでいいからそばにいて」は、ダメなのび太を肯定してしまっているように見えてしまいます。

そもそもドラえもんという物語は、ドラえもんの力を借りながらもダメなのび太が成長する話なのにそれを一切描かないまま終わるというのは、監督は何を考えているのか理解に苦しみます。

このシーンでもう一つダメな点は、シリアスなのかギャグなのかはっきりしないという点です。二人の魂を入れ替えた秘密道具は、実は不良品で入れ替わって1時間後に二人の記憶を消すという恐ろしい欠陥がありました。2人の記憶がなくなりかけている緊迫のシーンで、この秘密道具がいきなりしゃべりだしてギャグのように感じました。

もう一つのオリジナル要素は、原作では叶わなかった「おばあちゃんにのび太のお嫁さんの姿を見せてあげる」というものです。これは賛否両論あると思うので本ブログでは、これ以上のことは触れません。

露骨すぎるスポンサー

場面は未来の世界でのシーン、高層ビルが立ち並び、いかにもな未来の世界。そこには見覚えのあるスポンサーロゴがちらほら。この映画に出資してるガチのスポンサーたちです。スポンサーロゴは、目立つものが多いので嫌でも気になってしまいます。
この手のタイアップは、他作品でもやってるのですが、それにしても露骨すぎる印象を受けました。スポンサーロゴを映すための無駄なカットもあり、映画のテンポを悪くしていただけのシーンであると感じました。

子供向け映画に汚い大人の影がちらつくのも最悪です。

「原作の重要なシーンを端折っておいてこれかよ」というのが正直な感想です。

まぁー世の中結局はお金なので、制作もスポンサーには逆らえないということなのでしょう。

そんな世知辛さを感じてしまう作品となってしまいました。

まとめ

今回は、STAND BY ME ドラえもん2の酷評回となりました。

まとめると本作は、ドラえもんの名シーンを切り取り、劣悪なオリジナル要素を追加したドラえもんっぽい何かです。過去・現在・未来全てののび太にイライラさせられた挙句、チープな感動要素を叩きつけられるクソ映画だと思います。露骨すぎるスポンサーロゴに見え隠れする汚い大人の影も最悪でした。

個人的には、今年ぶっちぎりのワースト1位の映画となりました。

おばあちゃんの話に出てきた熊のぬいぐるみも原作から引っ張ってきただけのアイテムになってしまっていたのが残念でした。ダルマでも出して「あの日あの時あのダルマ」のエピソードを絡めながら、無理やりにでもヤンキーとの喧嘩につなげた方がまだ泣けた気がします。

あれだけの宣伝を打ったので多くの観客は、期待値高めで劇場に足を運ぶことでしょう。

犠牲者が一人でも減ることを祈るばかりです。

クソ映画ソムリエの方々には上質なネタだと思うのでぜひご覧ください。

→ そのうちやるテレビ放送で(笑)

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

フラッペブログでは、アニメ、映画のレビュー・感想・考察を語っておりますのでよろしければまた見に来ていただけると幸いです。

それでは良き映画ライフを

アディオス!

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